サイトを買いたい方へ

サイトを買うとは?

サイトを買うとは第三者が運営しているサイトの権利をすべて譲り受けすることです。サイトも不動産や自動車と同じく権利があり価値があるものです。不動産や自動車は手に取って触れる有形資産ですが、ウェブサイトは手に取って触れることができないため無形資産と呼ばれています。不動産や自動車と同じく、譲渡代金を支払い資産の権利と価値を購入することをサイト売買といいます。

サイト売買で購入できるサイトの種類

①アフィリエイトサイト

アフィリエイトサイトは、サイト売買で最も頻繁に取引されているサイトです。アフィリエイトサイトは、アフィリエイト広告に加えGoogleアドセンス広告などのネットワーク広告収入でも利益を上げているケースが多いです。
そのため、こまめに記事の更新ができれば安定した利益を得ることも可能です。ECサイトのように在庫を管理する必要がないのも、アフィリエイトサイトのメリットといえます。

②ECサイト

ECサイトは、自社で仕入れた商品をWEB上で販売するサイトです。商品の仕入れ、受注発注作業、商品発送、顧客対応業務が発生するため、アフィリエイトサイトに比べて運営に手間がかかるといえます。その分、商品リピート顧客がつけば、大きな利益を生み出すチャンスがあるビジネスモデルでもあります。
最近では在庫を抱えない「無在庫型」のECサイトも増えましたが、それでも運営に多くのECスキルが求められます。

③比較マッチングサイト

比較マッチングサイトは、ユーザーにとって便利な情報サービスを紹介するサイトです。例えば、引っ越し屋さんの一括見積りサイトもこれらに含まれます。
比較マッチングサイトには広告で収益を上げるモデルや、紹介からの成約によって成功報酬を得るモデル、ユーザーに会員登録してもらうことで収益を上げるモデルなど様々な収益源があります。

④その他(アプリ・Amazon・SNSアカウント)

サイト売買では上記で紹介したジャンルの他に、スマホアプリ、AmazonやeBayのセラーアカウント、SNSのアカウントなども取引対象になります。
SNSアカウントであれば、ユーザー数やフォロワー数が多いアカウントを引き継いで運営することも可能です。

サイト購入の流れ

①新規会員登録
新規会員登録ページからご登録ください。
②サイトを探す
サイト売却案件一覧から欲しいサイトを探します。
③購入希望
欲しいサイトが見つかれば、案件詳細ページの「この投稿者に連絡」をクリックして、サイトの売り手にメッセージします。
④売り手と交渉
売り手からメッセージの返答があれば直接交渉して条件を詰めてください。
⑤契約書締結
売り手と譲渡契約書を交わしてください。契約書ひな形は会員用ページに用意しています。
⑥代金振込
売り手と決めた期日までに直接、売買代金を振り込みしてください。
⑦譲り受け
売り手の入金確認後、譲渡対象物の譲り受けと必要な手続きをしてください。
⑧購入完了

サイト購入の相場や目安

サイト売買を行うにあたって、サイトを買収するための一定の資金が必要になります。サイト売買に必要な資金は、「月間営業利益の1年分~3年分」が一般的な目安です。たとえば、月20万円の利益を得られるサイトであれば、240~720万円が購入金額の相場となります。ただし、サイトのジャンルやPV数、安定性やトレンドの有無などによって変動します。

サイト売買で失敗しないための心がけ

サイト売買で失敗しないためにはどのようなポイントに気を付ければいいのでしょうか。ここからは、サイト売買で失敗しないための買い手側の心がけについて解説していきます。

①購入を検討しているサイトのジャンルの相場を知る

サイト売買で契約が成立したあとに、「相場より高い金額で購入してしまった」と気が付いても取り返しがつきません。後から後悔しないためにも、サイト売買の相場価格を確認しておきましょう。サイト売買は数十万円~数千万円まで幅広い金額で取引されます。サイトのジャンルやビジネスモデルによっても大きく変動します。サイト売買を行う際には、サイトの価値がどこにあるのか、適正な価格がいくらなのかを相場を知っておきましょう。

②購入するサイトの短所・リスクを知る

サイト売買を検討する際には、そのサイトの短所やリスクまで確認しなければいけません。つい良い点ばかりに注目していると、実際にサイトを購入した後に「こんなことは聞いていなかった」という事態も起こるかもしれません。サイト売買の交渉では売り手との面談の場(オンラインもあり)も設けられるため、その時にサイトのリスクについて直接売り手に確認しましょう。

③サイトの運営体制が整えられるか検討する

PV数が多く、大きな収益が上げられるサイトであっても、購入後に自分が運営体制を築けなければ、サイトの価値を維持することはできません。サイト売買の検討では、売り手が行っている日々の作業内容を自分も再現できるか検討するようにしましょう。大きな収益が得られるサイトだけを探すのではなく、自分が得意とする分野で、用意できる運営体制に見合ったサイトを探すことも大切です。

④サイト購入後のビジョンを描く

サイト売買の際には、実際にサイトを購入した後のビジョンまでしっかりと描いておきましょう。「何となく利益が上げられそうなサイトだったから」というだけでは、サイトのクオリティを保ち続けることは難しいといえます。「どんなサイトを目指して、どこに重点を置いて運営していくのか」というプランを立てておくことで、サイト売買後の運営方針がクリアになります。

⑤買い手からのフォロー範囲を明確にしておく

サイト売買が成立し、実際に運営を引き継いだ際に疑問点が出てくることもあるでしょう。その際に売り手からフォローを受けられるように、きちんと取り決めを行っておくことがおすすめです。特に売り手からフォローを受けられる期限については、明確に契約書に記載しておくと、サイト売買後の不安が解消できます。

⑥サイトの移管作業の有無を確認する

サイト売買の成立後にサーバーやドメイン、コンテンツの移管作業が必要となるかについても、事前に確認しておきましょう。移管作業を外注するかどうかによっても必要なコストが変わってきます。取引の前にしっかりと確認しておくことがおすすめです。

サイト売買は本当に儲かるの?

結論からお伝えすると、サイト売買で儲けることはできます。しかし、それは決して簡単なことではないことをお伝えしておきます。

サイト売買では既に運営されているサイトを購入することになるため、ゼロからサイトの立ち上げを行うよりも手間・コスト・時間が削減できます。しかし、大きな利益を出しているサイトを購入したとしても、契約して引き継ぎをしたら後は自動で利益を得られるというわけではありません。サイトを購入した後も定期的なメンテナンスや更新作業が必要になりますし、アクセス数を維持するために継続的な運営努力が欠かせません。サイトによっては連携しているSNSを使って情報発信が必要になる場合もあるでしょう。

サイト売買で儲けるためには良質なサイトを選定することや、サイト運営体制を整えしっかりとリソースを割くことが必須です。サイト売買で儲けるのは決して簡単なことではありませんが、ポイントを抑えてサイト売買を行えば、サイト運営で継続的な利益を得られる可能性も上がるでしょう。

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